2014年

4月

29日

【仏心宗法話】『座禅と悟り①』(1)

(K): 先生。どうして『座禅』をすると、【悟る(悟りを開く)】事が出来るのですか?

 

 『座禅』と言うのは、一見すると、「唯、座って居るだけ」の様に思えるのですが、どうして「唯、座って居るだけ」で、【悟れる】のですか?・・・って、言うか、そもそも【悟り】とは、一体、何なのですか?一体、何を【悟る】のですか?・・・教えて下さい。

 

 

◎ う~ん、K君、なかなか良い質問だネ!

 

 何故(なぜ)、『座禅』をすると【悟る(悟りを開く)】事が出来るのか?「唯、座って居るだけで」、何故【悟れる(悟りを開ける)】のか?それは、そもそも(『仏教』に於ける)【悟り】と言う物が、何なのか?一体何を【悟る】のか?・・・と言う事が分かると、納得の行く事なんだヨ。 

 

 いいかい?そもそも、『仏教』に於ける【悟り】(悟る・悟りを開く)と言うのは、・・・。

 

◎ 『仏教』に於ける【悟り(悟る・悟りを開く)】とは、ズバリ、こう言う事だ。
 周知の様に、我らが『仏教』の開祖【釈迦】は、《【幸せ】とは何か?一体如何したら【幸せ】に成れるのか?》と言う人類の『根本問題』に立ち向かい、想像を絶する過酷な修行の末、遂にそれを「解決」したのだ。詰まり《【悟った】(分かった・気が付いた)》のだ。
 詰まり、【釈迦】は、《【幸せ】とは何か?如何したら【幸せ】に成れるのか?》に付いて【悟った】のだが、しかし、ここで、勘違い(早とちり)しない様に。通常、『仏教』に於いて、【悟り(悟る・悟りを開く)】と言う場合のそれは、決して、この事を意味しているのでは無いのだ。では、『仏教』に於ける【悟り(悟る・悟りを開く)】の「真の意味」は何か?それは、こうだ。
 
☆ 『釈迦』は《【幸せ】とは何か?如何したら【幸せ】に成れるのか?》に付いて【悟り(分かり・気が付き)】、それを「教えた」のだが、では、一体、【幸せ】とは何なのか?
 如何したら【幸せ】に成れる、と言うのか?・・・それに付いて【釈迦】は、如何(どう)「教えた」のか?
 

 

2 コメント

仏教の真髄(釈迦の悟り)を【言葉】で説明して教える事が出来る唯一の宗派

 【仏教】とは、言うまでも無く、古代インドの『釈迦』が開いた、世界宗教の事だ。

 

 【仏心宗】とは、江戸時代、その仏教の宗派の一つである、禅宗(臨済宗・妙心寺派)の名僧、

  『盤珪永琢(ばんけい ようたく)禅師(1622~1693)』に依って、仏教史上、初めて興された

  仏教宗派の事。

 

 盤珪禅師の死後、後継者が無く、久しく途絶えていたものを、現代、縁有って、

  私(弥勒 仏心)が、再興したものだ。

 

 

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